空には一つの月



「そうか。でも、俺行くって決めたらちゃんとやるし」



「伊藤君も始めはそう言ってた。」



「えっ?そっ、そっか。」 その時電車が、入ってきて、君が立ち上がる。



「電車が、来たからそれじゃ。行くって決めたらよろしくお願いします。さよなら。」



「わかった。それじゃ。」



扉が閉まって動き出すまでジッと電車を、俺は見ていた。