幸せの欠片


「ハルキー。舞嘉。」

瑞樹君の声に彼は顔を上げ、笑顔になった。


「舞嘉ちゃん?俺、岸尾悠樹(キシオ ハルキ)です。よろしく。」

「…ども。舞嘉です。」


彼が差し出してきた右手を握り返した。


「どーよ?‘憧れの舞嘉ちゃん’は。」

恭輔が茶化すように彼に言う。