家を出ると、外で3人が待っていた。 「行こっか。」 翔月が寂しそうに言う。 「舞嘉がお母さんのこと許せなくてもしょうがないと思う。ひどいこと言われたんだから。…でも、舞嘉を産んで、育ててくれた人なんだよ…人を許すのってホントに難しいと思うんだ。人を許せる人は強い人だと思う。だから…舞嘉は強いと思うよ。ありがとうって言えたんだから。…頑張ったね。舞嘉。」