-午前9時40分-* 「おしっ!そろそろ行こ…」 「待ったっ!!」 優佳の言葉を里菜がさえぎる。 「あいつら。起こさなきゃ。…ね…?」 里菜が珍しく妖しげに微笑った。 「あぁ…そーだねぇ…」 そう言って優佳が思いついたようにニヤリと笑った。