幸せの欠片



瑞樹君の言葉にユウは苦笑いしながら言った。


「親に怒られちゃって。」

時刻は午後11時38分。

私にはまだまだ早いけど、ユウの親には遅い時間なのだろう。


「そっか。じゃあまたね♪」

「うん。ばいばい」

「じゃあ俺送ってくるわ。…友希、行こ?」


車のキーを持って寂しそうな顔をする恭輔を横目に、私はほっとした気がした。