零ちゃん、日向君意外に仲いい男子いたんだ…。



ちょっとショック…。




「あのね藤井。ここに呼んだのはちょっとわけがあって…」


「ん?なんか深刻そう?」


「うん。え~っと…あたしじゃ説明できないや。舞、もういっかい説明してくれる?」



零ちゃんと藤井くんのやり取りを見ていたあたしに、イキナリ零ちゃんが声をかける。



「えっ!?…うん、いいよ」




そうして、あたしは付き合って最初の異変から最近のことまで、藤井くんに話した。




「う~ん…」


藤井くんはなにか思い当たることがあるのかなぁ…??



「藤井、なんか思い当たることあるの?」



瑠璃ちゃんが、今あたしが思ってることを聞いてくれた。




「いーや、ない…最近俺、雄輔の家行ってないからなぁ~」



「そっか…」



「布田からなにか聞いてない??」



「いや…あ、でも…アイツ、天野のこと…だいぶ前から好きだぜ?」



だいぶ前…??


「それって、いつから??」



「確か…天野が高谷と付き合う前からか…?」



高谷…??って誰??


あ…あたしが前に付き合ってた人の話!?



そういえば、あたし、その人の話ききたいんだった!

忘れてた…。




「ふ、藤井…っ」



「え、何??」



「いや…なにも。てか、他にはないの?」