「瑠理ちゃん、あたしのことよく知ってるね…」
「うん。だって毎日一緒だもん」
そっか…。
こんなに瑠理ちゃんはあたしのこと大事に思ってくれてるんだね。
あたしは瑠理ちゃんのこと、覚えてないから…瑠理ちゃんはきっと、すごく悲しいんだね…
ごめんね…
それから、予鈴が鳴ったのであたしたちはクラスに戻った。
最初は数学。
数学かぁ…。
今は、なんか先生の話を聞く気にはなれない。
そう思って、先生の話をてきとーに流しながらぼーっとしていた。
「じゃぁ、次、天野!!」
ビクッ
え…あたし??
ど…どこやってたのかわかんない…。
「え、っと…」
あたしが困っていると、
「天野、x=1,3だよ!」
隣の男の子が先生に聞こえない声でそっと教えてくれた。
「x=1,3??」
あたしは男の子のことばをそのまま言った。
