しばらく、消しゴムを転がして遊んでたら…

あ…落しちゃった!!


落ちた場所は、なんとか手を伸ばせば届く距離かな?


…と思っていたけど…



がんばってみたけど、取れない!!!




その時、手がのびてきて…


え…??



あたしの消しゴムを、高谷が取ってくれたぁ!!!!



「ほら。」



「あっ、ありがとぉ☆」




あたしは、できるかぎりの笑顔をつくった。




そしたら、高谷も笑った。



……!!!!



やばい…その笑顔かわいいっっ!!!



顔、ニヤけそう…。



…あっ!!話すチャンスだ!!



「高谷っ、ここ、わかんないんだけど…」



「教えてやるよ。」


「これはbecauseを使って……」



「――…わかった!!英語がわかった!!ありがとぉ、高谷っ♪」




「別にいいよ。これくらい。」