「…………もう帰る?」 「えっ!?なんで??」 「お前の片割れはもう帰ったんだろ」 「片割れって…」 舞がまた、クスクスと笑っている。 「なんだよ」 オレは舞をギロッと睨んだ。 「あはは、そうだね。帰ろっか!」 そう言って、歩きだした。 …どうやら、睨みはきかないらしい。 「あっ、そういえばさぁ」 舞が歩きながら言った。 「優真って、いつからあたしのこと好きだったの?」 いつだっけ。 あ、1年前くらいだったような… 「1年前くらいじゃね?」 「えっ!!あたしもだよ!」