桜の花弁の舞っていたころから随分とたった。

向日葵が太陽に向かって咲いていて、
蝉がミンミンと鳴いている。

季節は夏。今はバスの中だ。

私たち3年生には最後の修学旅行の臨海学校がまっていた。

一番仲の良い白崎優はバスの中、ずっと私とガールズトークをしていた。

「ねぇねぇ百合花っ!明日の夜男女2組のペアで肝試しするだってぇ!!」

「えー!私肝試しとか無理だよ…。」