学校が終わってからりょうを呼び出した。




「なんだよ。かしこまってえ。」



りょうはブラブラと着いてくる。



そして、体育館の裏に行き、壁に寄り掛かる。




「りょう、あたしあんたの事・・・好きになったみたい。」



クールに言おうとしたけど顔が赤くなる。



「やっと言ってくれたか。」




そう言ってあやの頭を撫でる。



ドキッ




やっぱり、あたしりょうの事が・・・好き・・・なんだね。




改めて感じた想い。



「かぁわいー。」


りょうが、顔を近付ける。




そして、そっとあやの唇に近付く。


あやも、それに答えるように目をつぶる。




そして・・・・・・二人の唇が重なった。





何秒経っただろう。


やっと唇が離れた。



「好きだよ。」



りょうはつぶやく。



「あたしも。」


あやは顔のほてりを気にしながら下を向く。



「あやぁ!!」


りょうが抱き付く。



「えぇ!?ちょっと、誰かきたらどうすんのよ!」




「これからよろしくなっ。」


りょうはあやの言う事を聞かずに言った。



「うん。」


あやは抵抗出来なかった。





やっと気持ちが通じ合えたね。






嬉しさで涙が出そうになった。