ビクッ


わお、見事な驚きっぷり。

って絶対思っただろっ!?


俺の肩から手を離してかたまる人物…


えーと


「誰??」


「あっ、そのっ、えっとっ!!」


キョドりまくる女の子♪


♪ってなんだよっ!?


一人で頭の中で乗り突っ込みをしている俺…


それを見てかたまる女の子。


「んで、何??」


クールな俺に戻って当たり前の質問。


「あっ…の、やっぱ生徒会長さんですよねっ!?荒校の!?」


やっぱってなんだよ??

※ちなみに荒校とは、我が校「荒波高校」の略です。
名前の由来は、荒波に負けない生徒を育てようという…


ってこんな話は、どうでもいいから…


「そう、だけど??」


「良かったぁ。あのっ、覚えてます??あたし!?」


はぁ??


誰だっつーの!?


「この間、不良に絡まれてるのを助けてもらいました!!」


あー、こんな子だったの。

助けたっつっても、一緒にいた川越(カワゴエとは俺の親友だ)がね…


「あ〜、俺見てただけだし」


「いやっ、でも…」


えーと、この後永遠にお礼を言われたのは、言うまでもない。


永遠じゃないか…


「アドレス教えてくれますか!?」


え??

ヤダ…


「いいよ。」