ガラッ



「ただいま。」



優ちゃんがコンビニから帰って来た。



もう、優ちゃんの顔見るのが辛いよ…



「なんだよ??まだ怒ってんのか??」



違うよ…



嬉しかったよ…



優ちゃんとファーストキス…



でも、優ちゃんとあたしの気持ちは一緒じゃないから――



ニコッ



「ううん!全然っ!!それより喉かわいたなっ!!何か買って来てよ!!」



自分でも無理してるって分かってた。


でも、迷惑かけれないよ…


「なんか、あったか??言えよ。おまえ分かりやすいんだよ…」



バレたか…


やっぱ、優ちゃんには敵わないや…



「なんにもないよぉ!!」



うまく笑顔がつくれないよ…


「無理すんな……」



そう言って、優ちゃんは病室を出た。