あたしは、小さい時から心臓が悪い。



生まれた時から不良品…






走ったり、過度な運動やストレスを感じるとたまに暴走する心臓…





幼稚園や小学校の低学年の間は、ほとんど入院の日々…




そんなあたしは、学校に行っても友達ができなくて…




それを支えてくれたのは、優ちゃんだった。





学校でもずっと一緒にいてくれて、病院にも毎日のように来てくれた。




あたしにとっては、特別な存在。



大切な人…



そんな、優ちゃんとも小学校の高学年になって体力もついて学校に通えるようになると、どんどん距離が遠くなって…





優しい優ちゃんは、かっこいいしみんなからすごくモテた。




ほとんど口も聞かなくなって…。