少し肌寒い秋の風が、あたしの制服をすりぬける。 こんなに澄んだ青空を見てると、あたしの心がすごく汚くみえて。 どこまでも広がっている空を見てると、あたしなんてほんとに小さくて。 いつの間にか頬に暖かい何かが流れ落ちた。 涙・・・? あぁ、あたし泣いてるんだ… 「…なんで、今さら…っ」 “友達なんていらない”そう決めたのは自分なのに・・・ なんで涙がでるんだろう。 「……っ」 泣くな…泣くな、あたし―…っ