「・・・ぁ・・・ちあ、ちあ!!」 その大きな声で目が覚める。 まだ倉庫の中は暗く、とても寒い。 そして、まだケータイは鳴り止んでない。 「ちあ、そこにいるのか!?」 その声の主。 あたしがわからないわけない。 だって・・・ 「拓斗・・・くん・・・?」 あたしの、大好きな人の声だから――・・・