俺には物心付いた時から…両親は居なかった。 「「「やーいやーい!!あっち行け!!!」」」 子供たち数人がそう叫び、俺に小石をぶつける。 俺は教会の隣接する孤児院で育った。 左右の瞳の色が違う俺を他の子供たちはあだ名をつけた。 『怪物』 俺は爪弾きにされ、いつも一人で居た。