「ようやく…意識を戻されましたね~。珪さま」 「……俺はどれくらい眠っていた?」 「3週間近く…」 「そうか…」 ダーリンは体を起こした。 「…俺は当主の座を追われるのか?」 「いえ…今まで通り…あなたが椎名家の当主です。会長様が舶来の血を引いて いても当主になれるように…椎名家の家訓を変えました」 「!!!?どうして??」 「…それは直接…会長様に自分自身で聞いて下さい」 何も知らないダーリンは戸惑いを隠せなかった…。