こんなにも早く…人に惹かれるなんてこと今まで…なかった。 甦った記憶の断片でいっそ…ダーリンが身近に感じ始めたから? 「!?」 「ハニー!!?」 私は立ち止り…後ろを振り返った。 授業を抜けて…武士が私を追い駆けてきた。 「……」 肩で息をしながら武士が私に近づく。 「怪我…大丈夫か?」 私の頬の傷を武士は気に掛けていた。