だけど、それからしばらくたったときだった。
わたしの知らない嫌がらせがサヤカにされてることが度々あるようになった。


自分をかばう訳じゃないが、わたしがしたことより遥かに酷かった。

机に腐った生ごみがはいっていたり、上履きに画鋲がはいっていたり。



わたしじゃない誰かがサヤカを嫌っていた。


最初に嫌がらせをしたわたしが言うのも変だけど、サヤカみたいな優しい子に嫌がらせをする理由って何なのかを考えるようになった。


もしかしたら、わたしみたいなちっぽけな理由かもしれない.....とも思った。



けど、嫌がらせはどんどんエスカレートしていった。

駅で誰かに押されて、電車に引かれそうになったこともあった。