「はい指切り。」 無邪気な顔で私に小指を差し出す。 私はうなずいて、左手の小指を瀬戸くんの小指に絡めた。 それからはたくさん面白い話をしてくれた。 「あはははっ」 「でさー」 「あはははっ瀬戸くん芸人があってるよ!!」 「そうかもっ」 「あはははっ」 笑いが止まらなくてずっと笑ってた。 ーーーーーーー 「ありがとね?」 家まで送ってくれた瀬戸くん。 優しいんだよね。 本当に。 「全然。もう大丈夫か?」 「なにが?」