「あはははっ」

「ぷっあははは!!」



観覧車から離れ2人で笑い出す。


「恥ずかしいなっ」

「そだねっ。」

「もう暗いし、帰るか」

「うん!!」




2人で手を繋いで帰った。

♪♪♪~


いきなりケータイが鳴り出す。


今はたっくんと手を離したくない。


なんかたっくんと離れるのが今は辛い。


「紗耶香?でろよ。俺はどこにもいかねえし。」


「たっくん…。ありがとう。ごめんね??」



鞄の中からケータイをだした。


「あれっ悠ちゃんだ。…もしもーし。」


『さーちゃんってさ、顔出しOK??』

「顔出しって??」


もしかしてテレビとか!?

たっくんはいいって言うのかな??


『雑誌!!声優の雑誌ってしってる??』

「あーあの毎月でてるやつ??」

『そぅそぅ。』


声優としてその雑誌に
載れることは嬉しい!!!



でも…。


私は可愛くないし、美人でもない。


載ってもいいのかな?