1ヶ月続いたこの関係。
もう終わらす。
「…ヤダ。あたしは達也が好きだから。」
「ごめん。ムリ。もう…辛い」
「たつやぁ!!」
ミサは泣き叫んだ。
それくらいミサは俺を好きでいてくれた。
けど…けど俺は…
「ごめん。ミサを好きになれなかった。これからも…。」
「あたし達…友達に戻れるかな?」
下を向いたままかすれるような声で聞いてきた。
「わからない。今は…ムリかもな。ミサが違うやつを好きになったら、友達にもどろう?
俺がミサにしたことは最低だった。ごめん。気の済むまで殴って。」
俺はミサの拳をうける
ためぐっと歯をかんだ。
くるっ…
「ぇ…」
ミサは俺の頬に手を当ててた。
