「写真…。結菜ちゃんとキスしたんだね。」

「それは…ちがっ」

「たっくんにとって私はただの遊びだったんだ。」

「紗耶香きいてくれよ。」


「なにを?言い訳?いらないよ!!」


「うっせぇな。きけよ!!!」


ビクッ



瀬戸くんにまで聞こえてるたっくんの声は明らか怒ってる。



「もう嫌…。」


「紗耶香?」

「疲れた。」


そんなこと言いたいわけじゃない。


たっくんのことは今でも大好き。


瀬戸くんに少し揺らいだときもあったけど、本当に好きだった。


そんな人に裏切られたことが…つらい。