理科室のある裏校舎は平静としていた。 この分だと閉まっているような気がした。 長い廊下を歩き、理科室にたどり着いた。 扉にかける手に力を込める。 ガララ… 10センチほど開いた、扉の向こうの理科室が見える。 開いてるし…。 俺は体が入るくらいに扉を開け、一度廊下を見回してから中へと入った。 目指すは備品倉庫。 理科室の奥へと向かおうとした時───