これから、どうしょうか。
気怠い体は、眠気と疲れでこのまま倒れこんでしまいたい。
だけど、そうはいかないし、タクシーを呼ぶか、とか考えながら、ノロノロと脱ぎ捨てられたシャツを取る。てゆうか、その『脱ぎ捨てられたシャツ』の光景が、目に痛い。確か、抱えられるようにソファからベッドに移動した。そして今まさに産まれたままの状態で。鈍い下半身の痛みに、それでも満たされた体が淫ら過ぎる。
「ぎゃっ」
いきなりウエスト部分に回された長い腕。
「…何やってんの?」
関谷の低い声。
「起きてたの?」
「もう寝る」
そう言って、関谷はあたしを抱き締める。
「は、離してよ」
「…なんで」
「帰る」
「帰さない。泊まっていけ」
勝手な事、言わないでよ。
なのに、あたし関谷の腕の中が暖かくてその居心地の良さに甘えてしまいそうになる。

