片付けを済ませて、大きな液晶画面を何を話す訳でもなく、ただぼんやりと眺めていた。 関谷は、時々面倒くさそうに欠伸をして、肘をつく。 疲れてるんじゃないかと思う。 「あたし、そろそろ帰るわね」 邪魔、にはなりたくない。ひとりの時間を好む男だって何となく思うし。近づいた距離は変わらなくて、以前よりも、柔らかい空気が流れるのに、相変わらずあたしの口調は可愛くない。 関谷は、ソファを立ちあがったあたしを見上げた。