続・絶対温度-私の定義-


関谷の切れ長の目が細まる。だけど凶器みたいな夜色の瞳は光を閉じ込めたままで、不機嫌な時が、関谷は一番綺麗だ、なんてアホらしい事を考えてみたり。


「…予定変更だ」

「は?」

元々、どこに向かうつもりだったのか。関谷は器用に車をターンさせて、また来た道を戻る。


「ちょっ、どこ行って」
「黙れ」
「んなっ」

阿呆な。

「おまえ、料理位出来るだろ」


関谷の口調は決めつけるように聞こえなくもないけど、別に『出来ない』と言えば『あっそ』とあっさり流される範囲の興味なんだという事は最近知った。


でも、なんで、今



「俺は腹が減った。今無性にハンバーグが食いたい」



話の脈略が無さ過ぎる。


本当、困る。