「お疲れ様、春ちゃん」

「ああ」

おば様たちの死から、1週間が経った。

通夜に葬式と、ここ1週間は忙しかった。

そして今日ようやく初七日を終えて、我が家に帰ってきた。

「一酸化炭素中毒だったの?」

そう聞いてきた聖に、
「そうらしい。

水道代の集金にきた青年が発見したそうなんだけど、手遅れだったって」

僕は答えた。

おば様たちの遺体は、僕と話をしたあの部屋の中から発見された。

部屋の真ん中には、練炭があったそうだ。