スキャンダルなアイツ-プレイボーイに気に入られたのは毒舌地味子-




「ほら、水野も座れよ!」

と桃井稜佑に言われ、

言われるまま彼は奴の

伊東くんとは反対の隣に座る。


私は、こんな人クラスにいたんだなー

なんて失礼なことを思って彼を見ていると


「……何?」


と目が合ってしまい話しかけられた。


「あ、いや、……ごめんなさい」


なんだか彼の行動や雰囲気が

今みんなと仲良くしてもらう前までの私に

そっくりな気がして、

私もこんな感じだったのかも、と恥ずかしく思えてきた。


この人、メガネかけてても

顔が整ってるってわかるなぁ……。

なんて、勝手にしばらく目の前の彼を見ていたら、


「ゴホン。よし、注目!

先ずは初日のハイキングコースのアクティビティが

この中から選べるそうなので、

俺らはどれをやるか決めたいと思いますっ!」


と奴がさっき伊東くんからもらってた紙を見て

この班を仕切り出す。


どうするー?となった雰囲気に

伊東くんが指摘する。

「稜佑、先に班長と副班決めなきゃ」

冷静に奴に突っ込む姿は、

本当、さすが幼馴染って感じ。


さっきは伊東くんも

コイツの知り合いだからチャラチャラしてる連中の一人かな

とか思ってたけど、

なんか違うみたいだ。


そんなことを考えてると


「じゃあ、班長は、俺やるわ。

他にやりたいやついる?」

桃井稜佑以外に誰も名乗り出ず、

そのまま決定。


そして

「次副班だけどー、山田さんでいいっしょ?」





は……?