え、稜佑が、首席入学……?
「嘘でしょ?」
「いや、本当」
すました顔で肯定されても、
益々疑わしいけど、
水野くんが言うんだから本当なんだと思う。
「ちょっと、香乃子ちゃん、俺じゃなくて水野だからって信じようとしてるでしょ!」
……相変わらず妙に鋭い。
「だって、いっつもヘラヘラしてて、
いかにも馬鹿ですって感じなんだもん!」
「うわっ、ひでー!
でたよ、毒舌。
水野もなんか言われたんじゃん?」
なんて稜佑は呆れ顔で水野くんに話しかけたけど、
水野くんは無言で首を横に振った。
「えっ、何それ、香乃子ちゃん贔屓!」
「贔屓って……。
別に稜佑にキツい事言おうと意識してるんじゃなくて、
アンタがへらへらしてるから自然と本音がね。
水野くんはしっかりしてるし本音でもキツく言っちゃうことはないわ」
「って、そのしっかりしてる水野くんと香乃子ちゃん?
勉強会なんじゃなかったんだっけ?」


