スキャンダルなアイツ-プレイボーイに気に入られたのは毒舌地味子-




「あ、水野くん」

水野くんに声をかけられて、

私は彼のほうを向くと、

彼は私たちの様子を見て

「話し中?」

と首をかしげた。


「あ、ごめん!すぐいくから!」

もう少しだけ、美奈が何か言いかけてたし!

と思って、少し始めるのを待ってもらおうと思った。


「うん、焦らなくて大丈夫。先に準備してる」

そう優しく微笑んで先にいつも使ってる机の方へ歩いて行った。


「あ、それで美奈は何言おうとしてたの?」

振り向き直して、みんなのほうを向くと、

なぜか3人ともびっくりした表情で。


「水野くん、笑ってたね」

なんて紗依が言うと、

2人も「うん」とうなづいて、

私を見た。


「わかった、今日は私たちは帰るわ」

「お勉強、頑張ってね!」

そういって、3人は教室のドアの方へ歩いて行き、

教室を出る前、

茜がくるっと向いて

「テスト終わったからみっちり話聞かせてもらうんだからね!!」


なんて言って、行ってしまった。



……?


3人の言っていることがよくわからなかったけど、

とりあえずテスト終わったら聞かれるだろうことに答えればいいんだよね。


そう思って私は3人に手を振り終わると、

水野くんの待ってる席へ向かった。