私達のクラスのお風呂は2番目で
今はまだ他のクラスのお風呂の時間だから
消灯までには1時間くらいある。
素の自分で接してからもみんなは何も変わらずに接してくれて、
私自身会話にものすごく入りやすくなった。
「もう香乃子面白いー!はやくこの一面も見たかったよ」
笑顔でそう言われると本音なのかな、なんてすごく嬉しくなる。
「私もみんなに受け入れてもらえてよかった。嬉しい!」
なんだかやっとちゃんと友達になれたように思える。
今朝稜佑が言ってた『自分の気持ちをちゃんと伝えられる関係』にもっと近づいていけるといいな。
そんな今朝のことを思い出していると
「たくさん話したから喉かわいたー」
なんて茜ちゃんが言い出す。
その流れでなんとじゃんけんで負けた2人が
宿のラウンジにある自販機に買い出しに行くことに。
「「ジャンケーン、ポンッ!」」――
――負けた私と紗依ちゃんは
勝った2人の飲み物を聞いて部屋を出る。
宿とはいえさっきまで散策してた山や湖の近くなのがあって少し肌寒い。
2人で「夜は冷えるねー」なんて話しながら自販機に向かうと
先客が2人。
「あ、香乃子ちゃんと榛名じゃん!」
……稜佑と伊東くんだ。


