食事も終わり、
私も怪我に触らない程度に片付けをして
部屋に戻った。
「次はお風呂だー!」
「やっと汗洗い流せるっ……」
みんなたくさん動いて汗をかいていて
お風呂の時間が待ち遠しかったみたい。
私は保健の先生に血の巡りがよくなって出血しちゃうから
湯船には浸かっちゃダメって言われてるし、
しみちゃうのが怖いけどささっとシャワー浴びるだけなんだ。
それぞれ支度して大浴場に向かうと、
前のクラスの人たちが上がってきていて脱衣所はすごく混雑していた。
「かぶらないようにって時間ずらしてるんじゃないの?」
なんて美奈ちゃんは不満そうだけど、
足を進めながら空いているかごとスペースを見つけ
私は混雑に巻き込まれないようにとも思ってささっとお風呂を済ませた。
「先に上がってるね」
気持ち良さそうに湯船につかってる美奈ちゃんと茜ちゃんを見つけて
声をかけると
「はいよー」
という2人の声が響いて返ってきた。
傷はしみちゃってやっぱり痛かったけど、汗も洗い流せてさっぱりだー。
すっきりしたまま着替え終わる。
……どうしよう、先に部屋戻るべきかな、待つべきかな。
なんて悩んでいると紗依ちゃんのあがってきた姿が見えて、
「私髪乾かすの結構かかるから早めに出たのー」
と少し火照った顔で笑う。
タオル越しに見えちゃったけど、紗依ちゃんも、もちろん他の2人もスタイルがよくて本当に可愛い。
「紗依ちゃんのそのふわふわした髪好きだなー」
今までは自分の言葉も慎重に選んでいて、口に出さないことも少なくなかったけど、
みんなに打ち明けられてからは自分のそのままの気持ちをもっと素直に、
でも傷つけないか少し考えて、伝えてみようと思うんだ。
「え、そうかなー」
と照れたようにはにかむ様子に女子の私でもキュンとしてしまう。
着替え終わった紗依ちゃんの髪を備え付けのドライヤーで乾かしてあげてると
茜ちゃんと美奈ちゃんもあがってきて、
どうやら2人はまた伊東くんの話で盛り上がってたらしく、
部屋にみんなで戻る時も私たちも会話に入ってずっと盛り上がっていた。


