――「……つまり、香乃子は一般的に言う『毒舌キャラ』だと」
カレーを飲み込んで美奈ちゃんがスプーンを立てながら私に聞いてくる。
自分ではどうも頷きづらくて濁していると
「そうそう!」
面白そうに肯定する稜佑。
「ちょっと……!」
そんな彼を睨むと、
手で私をさして
「こんな感じです」
とにやにや笑っている。
……はい、私、物言いがキツいこと、
みんなにバレてしまいました。。
さっきから私よりも稜佑が説明で喋っていて
絶対面白がってるんだ。
私は恐る恐るみんなの反応を見ると
「なんか、嬉しいな」
紗依ちゃんはいつもの笑顔を私に向けてくれた。
嬉しい……?
「もしかして榛名はドMっ「うるさい」
もうこうなったらとみんなの前でも素の私で話す。
ふざける稜佑を静止させて
紗依ちゃんの言葉を待つと
美奈ちゃんも茜ちゃんもうんうんと頷いて
「やっと本当の香乃子が見れたって感じ!」
とにこっと笑いかけてくれる。
もしかして、みんな私が素の口調にならないように隠してたの気づいてたのかな?
「そういってくれてありがとう、
……でも、この口調だとみんなを無意識に傷つけちゃうかも」
今まで抱えていた不安を隠さず話すと
「その時は私たちも傷ついたって伝えるよ。
それに口調とか関係なしに私だって何かで香乃子を傷つけることがあるかもだけど
わざとじゃないって信じて欲しいし、伝えてくれたら必ず謝るよ」
美奈ちゃんの大人っぽい考えに感動する。
「それにさっ、お互いのこだわりの主張で傷つけあっちゃったらとことん喧嘩しちゃおうよ!
きっとそれでも一緒にいたかったら自然と仲直りできるよ、私たちなら!」
茜ちゃんは陽気に見えてでもちゃんとしっかりしてるんだ。
「私は素顔の香乃子ちゃんと仲良くしたいよ。
もっともっと仲良くしたいよ」
紗依ちゃんのこの笑顔はいつ見ても癒しだなぁ。
私も、素直な自分でこの子達と過ごしてみたい。
そんな気持ちが生まれていた。
「おいおい、俺ら忘れてませんかー」
ふてくされたように稜佑が口を挟むと
「ちょっと今女子の友情を深めてるところなんだからー!
それに桃井くんだけ先に香乃子のことよく知っててずるいんだからねー!」
なんていった茜ちゃんに嬉しくておかしくてつい笑ってしまった。


