スキャンダルなアイツ-プレイボーイに気に入られたのは毒舌地味子-




「おー、こっちこっち!」

先に来ていた男子たちが

すでに私たちが使うかまどの前で集まっていた。


私たちの宿は

1年のクラスを半分に割って前半に入る人たちだけが使っている。

後半の人たちはここと少し離れた別のところに泊まるらしい。

とはいっても前半クラスだけで100人近くはいるわけで、

炊事場はたくさんの人で溢れかえっていた。


「なんだか賑わってるねー」

なんて言いながら私たちも合流すると、

ちょうどその時マイクを使った声が響いた。


「えー、点呼がすみましたので、

これから調理を始めてもらいます。

手順や役割は事前に確認済みと思いますので、

片付けまでを含めて時間通りに食べ終わるようよろしくお願いします。」


実行委員の人が前で開始を告げると

一斉にみんなが調理に取りかかりだした。


「よし、私たちもやろうー!」

男子達は3人ともかまどで火おこしをし、

私達はそこから少し離れたテーブルで、

もともと置かれていた調理器具や具材などを使って作業を始めた。