――「湖キレイだったねー!!」
現地に着いて
前に決めたハイキングコースを周り終えた私達は今日泊まる宿にたった今着いて
私はもうそれだけでぐったりなのに
茜ちゃんの声はまだまだ元気そうだった。
4人で一部屋のため、このメンバーがそのまま今日一緒の部屋になれた私達は
自分達がふられた部屋番号へ向かって宿の廊下を歩く。
みんないつもより少し前屈みに、
疲れたように重たい荷物を持ってぞろぞろと歩いてると
美奈ちゃんが
「さすが現役陸上部、私はもう体力落ちてるわー」
と茜ちゃんの元気さに感心している。
それでも軽やかに歩いていた美奈ちゃんと比べると
私なんてもうコースのスタート地点に着いた時からもうへばってたような……。
「後15分したら炊事場集合だから、
少し休憩して行こうね」
紗依ちゃんがそういうとみんなそれに賛成し
今日泊まる部屋に入ってからは
みんな汗を拭いたり髪型を直したり、
私は畳に座り部屋の柱に寄り掛かり少し休憩したりした。
「そういえば、茜と伊東くんやっぱいい感じだよねっ!」
ここにきてあんまり恋ばなとかする体力は残ってなかったものの
美奈ちゃんから始まった会話に耳を傾ける。
「そ、そんなことないよ!!眼中にないって感じじゃん……!」
自信なさげに茜ちゃんはそういうけど、
確かにうちの班で伊東くんが一番仲良く話てるのは茜ちゃんだし、
その2人の姿はすごくお似合いだ。
「告白しちゃえばっ!?」
進展を期待しているらしい美奈ちゃんが茜ちゃんに提案する。


