「それは… 僕がチサトにつけたシルシ」 「シルシ…?」 意味のわからないアタシは先生の言葉を繰り返す。 「そう、 …あ、もう時間だから。 いってくる」 言葉の意味がイマイチ把握できないままのアタシはぼんやりと先生の後姿を見送る。 …シルシ…?