同じ時間過ごせるっても… そんなに甘くはなかった。 「あ、先生、朝食…」 アタシはそこまで言いかけて思い出した。 そうだ、 先生は朝はいつもコーヒーだけだったんだ。 「先生? あの、時間あったらコーヒーでも淹れましょうか?」 アタシの言葉に先生は壁に掛けられた時計を見る。 「いや…かまわない。 もう時間だから」