「もうチサトも20歳超えて大人なんだから自分が正しいと思った判断ならお母さんは何も言わないから」


「うん…」


「チサトは…
その人のことが本当に大好きなのね?」

お母さんは電話の向こうで笑いながら言った。



「うん!」


そしてやさしくアタシに言った。


「今度、
2人で一緒に遊びに帰っておいで?」