「そういうのは、ない」 「え?」 「そんなこと一度も思ったことはないから」 そんな一言が嬉しくて。 ホントにアタシでいいのかな? なんて思いながらギアチェンジに置いていた先生の手の甲の上にそっと自分の手を重ねてみる。 …すごくどきどきする。