ダメだ。 絶対にアタシの心臓の音は先生に伝わってる。 恥ずかしい、 カッコ悪い…。 体温が上がっていくのが自分でもわかる。 きっと今のアタシ顔が真っ赤になってる。 思わずアタシは目をぎゅっと瞑って首を左右に振る。 「…じゃ、どうぞ?」 え? アタシは先生の言葉に再び目を開ける。