「…結構前に言ったはずだけどな。




 夢羽はやめた方がいいって」




 刺すような視線が私に向けられる。




「私が選んだつもりはないわ」



 そう、私が勝手に選ばれただけ。





「アンタの方こそ、私と関わらない方がいいんじゃないの?


 三角関係でも繰り広げるつもり?」




 鼻で笑いながら答える。




 すると、怒りだすかと思ったら、


 黒髪まで笑いだした。





「やっぱり似てる、お前。



 リオにそっくりだ」