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訓練が始まって一週間が経過。

疲労も蓄積し、睡眠も満足にとらせてもらえない日々が続く。

新兵達は皆やつれ果てている。

育ち盛りの皓や奈々、晴、綾斗といった面々は、特にこの時期の過度の運動は骨格の成長などにも影響を与える。

勿論時雨も、肉体が故障しないギリギリの線を見極めて訓練を施しているのだが、それでも過酷な事には違いない。

今日は練武場で、剣術の訓練を行っている。

支給された10式近接戦闘用軍刀を使用しての、実戦さながらの訓練だ。

気を抜けば大怪我に繋がりかねない、危険な訓練だった。

時雨と奈々、晴とラルフ、綾斗と皓に分かれ、それぞれ一対一の模擬戦を行う。

元々剣道部に所属していた綾斗やナイフの扱いに慣れた皓などは、なかなか堂に入った模擬戦を展開している。

体格のいい晴やラルフも、軍刀の扱いのコツを掴んできたらしく、筋のよさを見せ付けている。