一通りの自己紹介を終えた後。
「持ち込んでくれ」
時雨は兵士に命じて、あるものを会議室に運び込ませた。
それはそれぞれ刀身の長さの違う、5本の軍刀だった。
「入隊祝いと言っては何だが、私から貴様らへのプレゼントだ。それぞれに合うであろう軍刀を用意した。特に皓などはナイフの扱いに慣れているらしいからな、軍刀というよりはナイフだが、材質は同じだ」
『10式近接戦闘用軍刀』
2010年に日本近海に飛来した隕石から鍛えられた刀剣。
宇宙鉱物と思われるこの隕石は、調査の結果AOK細胞に対して強い拒絶反応を与える事ができる為、現存する唯一の『AOK殲滅用兵器』として第207訓練分隊にのみ支給されている。
時雨の持つ軍刀も、彼らに支給されたものと同じものだ。
「たかが刀と思うな。この地球上で唯一AOKにダメージを与えられる貴重な武器だ。扱いはくれぐれも慎重にな」
「持ち込んでくれ」
時雨は兵士に命じて、あるものを会議室に運び込ませた。
それはそれぞれ刀身の長さの違う、5本の軍刀だった。
「入隊祝いと言っては何だが、私から貴様らへのプレゼントだ。それぞれに合うであろう軍刀を用意した。特に皓などはナイフの扱いに慣れているらしいからな、軍刀というよりはナイフだが、材質は同じだ」
『10式近接戦闘用軍刀』
2010年に日本近海に飛来した隕石から鍛えられた刀剣。
宇宙鉱物と思われるこの隕石は、調査の結果AOK細胞に対して強い拒絶反応を与える事ができる為、現存する唯一の『AOK殲滅用兵器』として第207訓練分隊にのみ支給されている。
時雨の持つ軍刀も、彼らに支給されたものと同じものだ。
「たかが刀と思うな。この地球上で唯一AOKにダメージを与えられる貴重な武器だ。扱いはくれぐれも慎重にな」


