兵士が。
AOKが。
その光景に動きを止める。
喧騒と阿鼻叫喚の戦場に訪れた、一瞬の静寂。
やがて。
「…!………!!…」
紅に染まった白の巨体が、大きく傾き始める。
まるでスローモーションを見ているように、ゆっくり、ゆっくりと。
蛮威を振るい、数多の人間の命を奪ってきた白い殺意。
その頭目が、地響きを立てて倒れた。
ピクリとも動かぬその体。
それを見て、感情を感じさせない『白い殺戮者達』は何を思ったのか。
目の前に立つ人間に一瞥もくれず。
あと一撃でとどめを刺せるまでに追い詰めた兵士にも興味を示さず。
AOK達は四散し、踵を返し、背を向ける。
…この世に存在する幾多の生命。
それらは本能的に、己より強きものには刃向かえぬように出来ている。
ならば己の『母』を討ち取った人類は、己よりも強きもの。
この国土を支配していたAOK達は、遂に人類を己よりも格上と認識したのだ。
AOKが。
その光景に動きを止める。
喧騒と阿鼻叫喚の戦場に訪れた、一瞬の静寂。
やがて。
「…!………!!…」
紅に染まった白の巨体が、大きく傾き始める。
まるでスローモーションを見ているように、ゆっくり、ゆっくりと。
蛮威を振るい、数多の人間の命を奪ってきた白い殺意。
その頭目が、地響きを立てて倒れた。
ピクリとも動かぬその体。
それを見て、感情を感じさせない『白い殺戮者達』は何を思ったのか。
目の前に立つ人間に一瞥もくれず。
あと一撃でとどめを刺せるまでに追い詰めた兵士にも興味を示さず。
AOK達は四散し、踵を返し、背を向ける。
…この世に存在する幾多の生命。
それらは本能的に、己より強きものには刃向かえぬように出来ている。
ならば己の『母』を討ち取った人類は、己よりも強きもの。
この国土を支配していたAOK達は、遂に人類を己よりも格上と認識したのだ。


