alternative

「……」

その無言のエールに、横たわっていた綾斗が目を開いた。

僅かに顔を起こす。

…自分が倒れている間も、晴、皓、ラルフの三人が必死にマザーと戦っている。

何度も攻撃が掠めたのだろうか。

三人とも傷だらけだ。

必死の形相。

心が折れかけているのは一目瞭然だった。

「綾斗君…」

か細い声。

見れば、奈々が這いずりながら近づいてくる。

「奈々…大丈夫か…」

「うん…」

お互いに支え合いながら。

二人は立ち上がる。

まだ立ち上がれた。

まだ立てたのだ。

終わっていない。

国連軍は…人類はまだ、終わってなどいない!