この日、カナダ・サスカチュワン州アサバスカにAOKの隕石が飛来した。

喀什の時と同様、街や森林を爆発と炎で壊滅させた隕石は、その後内包していた卵を孵化させ、数万規模のAOKをアサバスカに撒き散らした。

既に大気圏突入前に隕石の存在を捕捉していた米軍だったが、そのあまりの接近スピードに隕石落着を阻止する事が出来ず、カナダへの墜落を許してしまったのである。

すぐに米軍は数万規模の部隊を出撃させ、侵攻を始めたAOKの迎撃を開始。

兵器の性能や規模で言えば、ソ連軍をしのぐ米軍。

しかしその兵器を以ってしても、結果は喀什遭遇戦の時と何ら変わりはしなかった。