alternative

ラルフが、皓が、晴が、綾斗が。

奈々の両隣に時雨分隊の面々が並ぶ。

「『私が』じゃないだろ?奈々」

マザーを見据えたまま呟いたのは晴。

「この左腕の隊章は何の為につけたんだ?」

綾斗が奈々の左腕を指差す。

「俺達はチームだぞ?何をするにも『六人』で行動だ」

皓が鼻の下を擦る。

「それとも奈々は…」

ラルフが指先でゴーグルを押し上げた。

「一人でマザーを倒して、手柄を独り占めしたいのか?」

「違っ!そんなんじゃないよう!」

慌てて両手を振る奈々。

からかわれてアタフタと慌てる、いつもの『らしい』彼女が戻ってきた。

その姿を安堵の表情で見つめた後。

「時雨分隊、抜刀!」

猛々しくも凛々しいラルフの声。

隊員達は一斉に軍刀を抜き、或いは構える!

「目標、敵AOK首魁『マザー』!分隊の全戦力を以って駆逐する!」

ラルフの銃剣型軍刀が大きく振るわれた!

「突撃ぃぃっっ!!」