alternative

意気揚々とマザーに立ち向かおうとする兵士達を止めた奈々。

勢いを殺され、流石の兵士達も不満の声を上げる。

「香月少尉!?」

「奈々ちゃん!そこどいてくれ!」

「遂に親玉が姿を見せたんだ!チャンスじゃねぇか!」

口々に叫ぶ兵士達を。

「黙りなさいっ!!」

奈々は、彼女らしからぬ怒号で制した。

そして軍刀の切っ先で地面に線を引く。

「一般兵士は、この線より先に前に出る事を禁じます!」

「な!」

横暴とも言える奈々の言葉。

不満は募る。

「何でだ!俺達に戦わせないつもりか?」

「前に出ないであのデカブツを倒せるもんか!」

「俺達はもう死ぬのは怖くねぇ!共に血の海に沈む覚悟はできてんだ!」

その最後の台詞が引き金だった。

「黙れと言っているんです!!これは少尉命令よっっっ!!」

奈々らしくもない強い口調で、背を向けたまま怒鳴る!